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カービングは、タイの伝統工芸文化です。カービングナイフという先のとがったナイフを使い、フルーツや石鹸、キャンドルなどに、きれいな模様を施します。

カービングの起源は、約700年ほど前のスコータイ王朝時代と言われています。その時代に、ナーンノパマット妃が王様に喜んでいただくために、フルーツや野菜に美しい花や鳥などを彫刻したのが始まりです。宮廷の子女達は、王様に喜んでいただこうと、キャベツの芯、青梗菜の株、トマトの皮など、お料理に不要な部分を利用して、葉を彫ったり花を作ったりしていました。それが発展して、美しい模様を施したかぼちゃを容器に見立て、容器ごといただける料理にしたり、フルーツを食べやすくまた美しく切り分けたりするようになりました。

タイでは、大切なお客様をお迎えする時にもてなしの心を伝える方法として、一般

の家庭食卓にも飾る習慣があります。

タイでは、学校の授業に組み込まれているほど、生活に浸透した文化です。

​現代では、フルーツカービングの応用で、石鹸のカービングも多く行われています。石鹸は、フルーツより繊細な模様を施しやすく、香りも楽しめることから、インテリアや、プレゼントとして多くの人々に愛されています。

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